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PHP読者の声A
『PHP』 2017年3月号

P56「女流講談師、笑いと涙で「介護」を語る」を読んで

「じいちゃんの介護が楽しくなっていった」「介護が面白くなっていった」という講談師・田辺鶴瑛さんの言葉に、私は衝撃を受けた。
文中にもあるように、介護といえば『暗い・辛い』と言うイメージが強い。私自身、学生時代に介護施設での実習や、今は亡き祖父母の介護に携わった経験があるが、どちらかというと『大変、キツイ、心配事が多い、負担が大きい、重労働』などの言葉は浮かんでも、『楽しい・面白い』といったポジティブなイメージは思いつかなかったからだ。
特に身内である祖父母には時にイライラしてしまったり、可愛げのない言い方をしてしまったこともある。今となっては悔やんでも悔やみきれない、私の心残りだ。
そんな中、「楽しみながら認知症の義父の介護を過ごした」という田辺さん。波乱万丈な人生を歩まれながらも、前向きな気持ちで考えて行動した田辺さんは強く、逞しく、美しいと思った。
もしあの時、私も田辺さんのように「介護を楽しもう」という前向きな気持ちが持てていたなら、もっと素直な心で祖父母の声を聞き、優しくしてあげられたのではないだろうか。
今30代の私にとってはまだまだ先だと思っていても、いつかはやってくる親の介護。思い通りに行かず、大変とか辛いとか思ってしまう時もあるかもしれない。しかし、そんな時こそ、田辺さんの言葉を思い出し「楽しみながら大切な時間」を過ごせるよう前向きに考えて生きたいと思う。

株式会社 療食サービス
営業企画部 N・T

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