LINEで送る

PHP読者の声A『PHP』誌 2019年9月号
P21“「追いかけるな」は前へ進む言葉”を読んで

9月号の「心が軽くなるいい言葉」の特集内に俳優・小泉孝太郎さんの文章がありました。
テレビで拝見するのんびりしたソフトな印象は政治家一家のなかで異色の存在という感じで、総理大臣のお父さまや、国政で活躍中の弟さんと違ったお人柄かと感じていました。

まず少し驚いたのは、冒頭でいきなり「父が首相になったのであこがれの芸能界に入れた」とご本人がはっきり書かれていたことです。たいへん失礼ですが、デビュー当時は「いつまでもつかな」と少し皮肉な見方をしていました。
ところがあれから18年。いっそう活躍されるようになっておられます。親の七光りと言われご苦労もあったでしょうが、与えられた幸運を無駄にせず日々の努力を重ねられたからこそ、浮き沈みの激しい業界で生き抜き、成功されたのでしょう。優しげな外見の中には、現実を直視し決めたことをやり続ける芯の強い青年がいたのだと納得しました。

表題の「追いかけるな」は伊集院静氏の著書の題名とのことです。過ぎたことを追いかけるのでなく、未来に向かって進めというポジティブなメッセージなので若い人向けとも思われますが、私のような中高年にも大切なことだと感じました。
若者以上に、追いかけたくなる過去が山のようにあり、未来はいっそう貴重な時間になってきました。あの時違った選択をしていたら……と考えることはいくつもありますが、そのことになんの意味もないこともよく解っています。そのぐずぐずした思いは「追いかけるな!」という強くきっぱりとした言葉で切り捨てることができるのではと思いました。
また、文中に登場する「父」や、引用された伊集院氏の著書中の「亡くなった前妻」がすべて有名人なので、顔や声までイメージできる不思議な感覚になる文章でした。

株式会社 療食サービス
営業企画部 R・I

LINEで送る