恒例の関西エリア本部主催による「夏のオープン交流会２０２３」は、新型コロナの影響で４年ぶりに７月８日（土）午後１時からＰＨＰ研究所京都本部７階ホールにて開催されました。久しぶりの夏の交流会とあって、ご参加者も６０名余りの方々が参加。この日の行事は、「思いやり運動のご寄付先からの報告」や「音楽と演芸を楽しもう」、「チャリティ・バザー」、「グループでのボードゲーム」さらに「わいがや茶話会」と多彩。最後は「愛は友だちの」の合唱をして楽しいひと時を過ごしました。その一端を垣間見てみましょう。

大阪水上隣保館の延原理事様が施設の状況をご報告

　関西エリア本部との４０年余りの交流をしていただいている延原正海理事は、思いやり運動からの寄付や毎年２月に実施の「焼き芋大会」ボランティアの活動に感謝の意を述べられるとともに近年の施設の事情についてお話をされました。特に最近では児童虐待による入所が急増していますが、子どもたちの心の傷は深く大きく、職員は子どもたちの心の傷と格闘する毎日です。子どもたちには家庭や親に勝るとも劣らない「愛と教育」が必要なのです。子どもたちは普通の家庭の子どもたちが受ける愛を、社会から大きなご支援をいただき育てていただき、健やかに育ってもらい、いつかお世話になった方々にお返しできるように、社会人になるようにと子どもたちとともに連日連夜励んでおります、とお話しをされ、そのご熱心さにたくさんの感動をいただきました。

「私の旅紀行＆♪音楽を楽しもう」・・・・・・・大阪PHP読書友の会　宮本　雄一郎さん

　講師の宮本さんは、大阪PHP読書友の会のメンバーで、2011年以来5回にわたってピースボートによる世界一周を経験されています。その世界旅行の醍醐味と行く先々での音楽を通しての外国の人々との出会いなどについて、貴重な写真を披露頂きながら解説いただきました。最後に、宮本さんのギター演奏にのって“上を向いて歩こう”をみんなで熱唱し合いました。

演芸３題　「落語」、「マジック」と「ダンス」・・PHPネットワーク大地の演芸部の方々

　夏の交流会を楽しく、面白く盛り上げようと大阪のPHPネットワーク大地のメンバーが一カ月の猛練習をして、約２０分のお楽しみコーナーで参加者の皆さんから大うけをされました。

■落語　　題目　「動物園のトラ」・・・樟葉家牛留【くずはやモール】（高口敏明さん）

　「ぶらぶらしていてもあかんから何か仕事でも。１日三万円くらいの条件で」と思っていたら「動物園で仕事せへんか」と。それも「一日三万円の条件で」。早速、申し込んだら、すぐに採用。そして即、仕事に。その内容は、動物園のトラが急死したので、檻に入ってトラの代わりをしてほしいんや」「わしは人間だからトラになれん」「ぬいぐるみを着て檻の中に入るだけでいい・・・・・・・・」と続くお話は面白っかったですよ。

■マジック　題目　「消えた袋の中のペットボトル」・・・広中明久さん

　空の袋にペットボトルを入れる。気合で消える

トランプ　客にトランプの真ん中あたりから一枚取り出してもらい→持ちだした新聞紙を畳んでマジシャンが持ちあげて２カ所を切ると客のトランプと同じカードの絵と一致する

■ダンス
題目　東京ディズニーリゾート「ジャンボリミッキー！レッツ・ダンス！」（約５分）

ダンサー　ミッキー役（一之瀬剛史さん）　ミニー役（一之瀬より子さん）

「夏のオープン交流会２０２３」チャリティ・バザー

　参加者の皆さまに、ご協力ご支援いただき１００点以上の商品が集まり、チャリティ・バザーが休憩時間にオープンしました。次々と売れていき約５分で完売しました。その売上金22,610円は全てPHP思いやり運動に寄付されました。ご寄付いただいた皆様に厚く御礼申しあげます。

グループでボードゲームを楽しもう・・・・日本インクルージョン協会　　岡村勇輝さん

　日本インクルージョン協会の岡村さんの創作ボードゲームをみんなで初体験しました。今回のゲームは、『インクルーシブトラベラー』。このゲームは一人一人の感じ方や捉え方がどのように異なるかを実感するねらいで考案されたもので、参加者みんなで楽しんで体験する協力型ボードゲーム。岡村さんのリードによって、6人ずつのグループがワイワイガヤガヤ、ときには歓声をあげたりで終始盛り上がって、予定の1時間があっという間に終わりました。
　　　　　　 　　(文責:関西エリア本部 夏のオープン交流会２０２３主担当　市野 俊哉）
　　　　　　　　　　　　　　　(写真撮影：京都PHPほんとうの時代友の会　江森 利夫）