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PHP名古屋素心友の会 特別企画 醸造の街を巡る旅に行って来ました。(3/17)

令和6年3月17日(日)の午前、PHP名古屋素心友の会さんによる特別企画、知多半島【醸造の街を巡る旅】に行って来ました。知多半島は、愛知県西部に位置する南北に突き出た半島で、ちょうど『蟹の脚』のような形をしていて、今回のイベント企画の舞台は、知多半島の真ん中あたりの『武豊町』と『半田市』になります。
年間の平均気温は、15度前後と温暖な気候が特徴で、尾張徳川家の保護を受け、お味噌・お酒などの醸造業が盛んに行われました。

今回のイベントのみどころとお楽しみは、以下のとおりです。
①味噌蔵の小路や転車台付近の散策(武豊町観光ボランティアガイドによる)
②味噌・溜の蔵元 『傳右衛門』(伊藤商店)さんの味噌蔵内見学
③昼食は、知多半島のお野菜をメインとした美浜町の『ソイビーン』さんのお弁当。店名は、大豆を発酵させたお味噌のようなもの、に由来。
④まちの駅『味の蔵 たけとよ』さんでお買い物
⑤中埜酒造さんの國盛『酒の文化館』の見学

以上、見どころ満載、楽しみいっぱいのラインナップです👍
参加してくださった方は、会員さん・一般の方を含め24名です。

見学コースは、武豊町の歴史を学ぶことから始まります。
関東と関西を結ぶ東海道線建設のために武豊港から建設資材を名古屋の熱田へ運ぶ「資材運搬線」としてJR武豊線の整備が進められたこと。

国の登録有形文化財にも登録されてる『転車台』

当時は、JR武豊駅の南に武豊港駅があり、そこの隣接地で操業していた製油会社(後のシェル石油)の油槽所へ、貨車を出入りさせるための転車台がありました。2本のレールが直角に交わる「直角二線式」は、とても珍しく、国内に武豊しか現存しないとも言われています。
国の登録有形文化財にも登録されてる『転車台』

そして、いよいよ今回のメインイベントの『味噌蔵見学』です。
武豊町の名産として有名なのが、「みそ」と「たまり(しょうゆ)」です。温暖な気候と良質な水に恵まれて、千葉の銚子、兵庫の龍野と並び全国三大醸造郷と呼ばれてます。武豊線・武豊港の開通・開港により海外から大豆が輸入されるようにもなりました。

今回、味噌蔵見学にお邪魔したのは、伊藤商店(傳右衛門)さんです。
伊藤商店さんは、江戸時代の文政の頃(西暦1818年頃)に創業された、約200年続く武豊町でも老舗の蔵元さんです。
初代、創業者の伊藤傳右衛門(でんえもん)さんが、造り酒屋として日本酒を製造されたのがはじまりです。その後、世の中のニーズも変化していく中、六代目の方から以降、味噌・たまりの製造も試み、今現在、創業者10代目の将幸さんがその伝統をしっかりと受け継いでみえます。
伊藤商店さんでは、海外の原材料は、一切使用せず、国産大豆と天日塩のみで、麹から全てを大豆でつくられているので、小麦アレルギーの方にも安心です。

当日は、将幸さんが味噌蔵の案内をとても分かりやすく説明してくださいました。製造工程の説明からも、お味噌・たまり醤油づくりに対する『熱い情熱と熱意』が、ビシバシ❗️伝わってきました。
他の蔵元さんでは、製造過程において、一年ぐらいで商品にされるのですが、伊藤商店さんでは、しっかり三年間寝かせて、熟成させて商品にされてます。
蔵の中には、およそ200年ほど前から使用されてるとっても大きな木桶が70本ほどあり、蔵や木桶に住み着いてくれている菌(傳右衛門菌)をとても大事な家宝として代々守り続けていらっしゃいます。

たしかに、蔵の中に足を踏み入れると、独特な空気に包まれて、なにか得体のしれないものの息づかいなるものを感じました。当初は、お酒をつくられていたことで、木桶自体がしっかり引き締まり、箍(たが)も緩むことなく、引き締まっています。すごく最高な状態だそうです。

長い年月を経て造り出されている味。まさに、古き良き伝統が醸し出し造られることが『醸造』なのだと実感できた気がします。

今回の企画で、伊藤商店さんにお邪魔しましたのは、PHP名古屋素心の会のメンバーの笠川さんの娘さんの嫁ぎ先が伊藤商店さんという深いご縁で、実現できました。ご案内してくださった将幸さんが娘さんのご主人様ということになります。

お昼のお楽しみのお弁当。伊藤商店さんとソイビーンさんの限定コラボ弁当。

お昼のお楽しみのお弁当。伊藤商店さんとソイビーンさんの限定コラボ弁当。

ソイビーンさんの心のこもった お品書き『ココロとカラダがよろこぶごはん』のメッセージが素敵です👍

そして、午前中の見学を終えたあとのお楽しみはもちろん『食べること』です。
集合場所となりました、武豊町地域交流施設の会議室に戻りました時には、待望のソイビーンさんのお弁当と、伊藤商店の笠川さんの娘さんと笠川さんがお待ちかね。
伊藤商店さんとソイビーンさんは、とっても深いご関係で結ばれています。

しかも、笠川さんの娘さんが実際にお味噌汁をつくって待っていてくださいました。部屋中にお味噌汁の良い香りが立ち込めていました。いい感じに食欲をそそられます😋
やっぱり、お味噌を誠心誠意つくられてる方が、つくってくださるお味噌汁の味は、格別です👍
超・最高です👍
みなさん、思う存分、お味噌汁のおかわりをされてました。思わず、小学生の頃の給食を思い出しました😋
笠川さんの娘さん、そして、笠川さん、最高のおもてなしをありがとうございました。ごちそうさまでした😋
ソイビーンさんの心のこもった  お品書き『ココロとカラダがよろこぶごはん』のメッセージが素敵です👍

お昼の休憩時間に、【100分で名著】『道をひらく』放送分をプロジェクター放映

お昼の休憩時間を利用して、過日、Eテレで放送されました『100分で名著』でご紹介された松下幸之助さんの名著【道をひらく】の放送分を、あらためまして、PHP友の会のメンバーのみなさんで観ました。
松下幸之助さんの思想の素晴らしさをはじめ、司会進行役の人気アイドルでありつつも小説家である加藤シゲアキさんの若い者世代の率直な意見やものの見方をうかがい知ることができました。
とても素晴らしい内容でした。
お昼の休憩時間に、【100分で名著】『道をひらく』放送分をプロジェクター放映

中埜酒造さんの【國盛】酒の文化館での酒づくりに関するビデオ紹介

醸造の街を巡る旅のは締めくくりは、お酒の醸造で有名な中埜酒造さんの【國盛】『酒の文化館』の見学です。
酒の文化館では、伝統的な酒造りの道具や当時の職人さんの技などを学ぶことができます。技術を継承していく大切さを伝えてくれています。半田の観光施設として人気の場所です。
中埜酒造さんのビデオ紹介を鑑賞したあとは、みなさんお楽しみのお酒や梅酒、ノンアルコールビールの試飲です。
みなさん、試飲されたあとはお気に入りの商品を品定めして購入されました。

当初、このあとに、半田運河沿いの散策を予定していましたが、急に雨が降って参りましたので、残念ながら、中止となりました。
中埜酒造さんの【國盛】酒の文化館での酒づくりに関するビデオ紹介

中埜酒造さんの【國盛】『酒の文化館』の前で記念撮影📷️

旅の最後に、酒の文化館の前で記念撮影です。
今回は、プロのカメラマンさんによる記念撮影です。
さすが、プロのカメラマンさん。みなさんお一人おひとりのお顔が隠れないように、お顔がしっかり写るように、そして目が閉じないように、細かい配慮をしてくださいました。
撮影後も、時間をかけて入念にチェックをしてくださいました。職業柄、当たり前のことなんでしょうけど、プロ意識の高さを感じます。
中埜酒造さんの【國盛】『酒の文化館』の前で記念撮影📷️

武豊町のマスコットキャラクター『みそたろう』が描かれたマンホール

最後に、今回のイベントにご参加してくださいましたみなさま、誠にありがとうございました。
そして、旅の素敵なガイドをしてくださいました、武豊町観光ガイドボランティア協会の皆様、誠にありがとうございました。
また、終日、私たちのおもてなしをしてくださった笠川さんの娘さん、ありがとうございました。
そして、私ども東海エリア本部の思いやり運動で深いつながりのございます、セーブ・アフガンチルドレンのサーベ・ファタナさん、貴重な時間を割いてお越しくださいまして、ありがとうございました。

今回、企画してくださった笠川さんをはじめ、PHP名古屋素心友の会の皆様、誠にありがとうございました。

【文責:PHP東海エリア 愛知地区地区長 岩瀬昇】
武豊町のマスコットキャラクター『みそたろう』が描かれたマンホール

【追記】お味噌が入っている木桶は、思いのほか、大きいです!目の前に立つとスゴい迫力です!

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