PHPオンラインEAST・第37回例会を開催しました
”笑顔になりませんか”を合言葉に、
PHPオンラインEAST・第37回例会を10月26日(土)に開催しました。
今回は10名の参加がありました。
≪近況報告≫
・10月は2025年6月に開催する”どまんなか祭り”(伊勢開催)の準備にあたった。催し物の一つとして、古事記の影絵を考えている。三重で盛り上がるよう準備を進めていきたい。11月は語り部講座に参加する予定。テーマは「素直な心」なので、今月の例会のテーマでもあり、事前に考えてみたい。その他には妻と藍染体験に参加した。手袋をすればよいのだが、より深く体感するために素手でやってみた。とてもよくわかったが、爪が藍色になってしまった。
・久しぶりの参加である。第4土曜は地元での例会があって、なかなか参加できなかった。身近な出来事では、9月末で行きつけの居酒屋が閉店になった。とても味わいのあるユニークな店主が49年間営業していた。何もかもが昭和的で、今どきには無い個性的な店だったので残念。新しい店を開拓したい。
・8~9月は地元自治体開催の創業塾に参加して、いろいろと学んだ。今は起業に向けた準備段階にある。準備をしていくうちに、資金が課題であると感じた。他の起業経験者によると、自宅で開業することでコストを抑えるなど工夫がありそうだ。物件探しとなると非常に大変だ。
・前回からの2カ月はあっという間であった。起業に関連してだが、2017年頃に地元で開催されたPHPに参加して、多くの気付きを得たことが思い出される。再生エネルギー、地域振興等で事業を起こそうと思っていた時だった。過ぎた時の早さを思う一方で起業はするものの、いかにして収益を得るかという苦労がある。
・現在は病気療養中。大病をしたが、その病気は3月に治療がひと区切りとなった。それまでに多くの先生方にお世話になった。そして最近、採血検査で新たな病気がわかった。一つの病気がきっかけで新たな病気が判明したのであり、病気をしたおかげで新たな病気を発見できたことはありがたいと思った。
・10月21日が誕生日だった。無事に年齢を重ねられてよかったと思う。さらに家族や周囲の人びとに感謝の思いでいっぱいである。年齢を重ねると身体にいろいろと不具合が起きがちであり、健康第一で過ごしていきたい。自宅近くのバス停で高齢者が血を流して倒れていた。急いで救護するも、タオルは止血にならず、ティッシュペーパーが止血に役立つことを知った。災害時の救護はそうあることではないが、知っておく必要があると感じた。
・親しい人が80歳代でガンになった。その人の言葉に学ぶことがあった。病気になっても気持ちを前向きに、そして転ぶときは前を向いて転ぶと。心がけ一つではあるが、前向きにいることの大切さを教えられた。地域行事などへ積極的に参加しているが、2025年には東京でデフリンピック(4年毎に開催されるデフ(聴覚障碍者)アスリートを対象とした国際総合スポーツ競技大会)が開催される。パラリンピックへは参加できなかったので、デフリンピックにはぜひ参加したいと思う。
・定例の健康診断を受診。同じ姓の人がいた。そのためにフルネームで呼ばれることになった。自分と同じ姓の人に会うことは滅多にないので、貴重な経験をした。健診の中にはバリウム検査があるが、あれはなかなか大変なものであり、高齢者にはできないと思う。自分もいつまでできるかと考えてしまった。
・10月12日に青森で開催された全国交流会に参加した。海外からも参加者が多かった。久しぶりに学びと交流を体感することができた。能登半島地震に関するスピーチがよかった。大地震に遭遇しながらも、PHPのおかげで前向きにいることができたというエピソードに感動した。島根県・隠岐の島からご参加の方がおられ、31年ぶりの再会となった。集まることは大切なことである。いまPHP友の会では全国大会が途絶えているが、やり方を考えながら再開してもよいと思う。
・会社での人間関係、トラブルに遭遇している。どのようにして解決をすればよいのか。素直な心で考えて、最善の道を探りたいと思う。
≪今回のテーマ≫
今回のテーマは、
「素直な心(1)学習編」
素直な心とは何か、創設者の思いを学び、知見を共有する
今回は、PHPの基本的な考え・姿勢である「素直な心」について意見交換を行いました。
主な意見
・「素直」という言葉に出会ったのは、50年近く前。年齢を重ねると共に言葉
の受け止め方が異なる。様々な体験をして思うのは、50代になって意味がよ
くわかるようになった。
・ビジネスでも、「おかげさまで」や「ありがとう」を素直に考え、実行でき
るようになることが大切であると感じることがあった。
・素直とは、傾聴に通じるものがある。最近でこそ傾聴は一般的になっている
が、高度成長期などは「話す力」が重視され、話し方講座などが隆盛であっ
たことを思い出した。高度成長期に「素直」を提唱した松下幸之助さんの慧
眼には恐れ入った。
・素直になることが大切であるということは、それだけ人は先入観や思い込
み、固定概念で物事を判断しがちであるということだと思う。
・素直を理解するためには、体験することだと思う。体験を通じてそのことが
持つ意味を真に理解できるのではないか。
・かつて勤務していた認定こども園では、障がいを持つ子供がいた。その子が
自分のもとへ来るといろいろと手間がかかるなと考えていた。しかし、こち
らがその子にいざ接すると嬉しかったのか、後日も同じようにやって来た。
その子の顔を見ると本当に素敵な表情をしている。これが素直というものな
のかと後になって私はその子に教えられたような気がした。
・その他多数
メンバーそれぞれに「素直な心」への思いがありました。友の会の魅力(学び・交流)については引き続き考えていきたいと思います。
≪代表のおはなし≫
PHP研究所創設者・松下幸之助に関連した話題を提供しています。
第6回目は、「なぜ松下幸之助は素直の大切さを提唱したのか」を紹介しました。松下幸之助創設者は、「素直」を生涯にわたって提唱されました。”素直な心で周知を集める”、素直な心になりましょう、素直な心はあなたを強く正しく聡明にいたします”など数多くの言葉があります。では、なぜ創設者は「素直」を提唱したのでしょうか。
松下電器産業の四代目社長・谷井昭雄氏(現パナソニックホールディングス(株)客員)は、創設者が「素直」を提唱した背景について、
「幸之助さんはきっと素直な人ではなかったのだと思います。若い頃の幸之助さんは我が強く、起業して力強く事業を押し進めた。ここを見る限り、先天的に決して素直な人ではなかったと感じるのです。しかし、様々な体験をするうちに素直の大切さを感じていったのではないでしょうか。揮毫を求められれば「素直」と書き、話をすれば「素直」の大切さを説かれた。これが意味することは、自ら「素直」を提唱することで、自分への戒めとしていたのではないかと思います。本当に自分は素直かと。創業者はそのような人でした」
と解説をされました。松下幸之助創設者が提唱された「素直」。なぜそれを提唱されたのかを考える一つの切り口を提供させていただきました。
今回も笑顔で始まり、笑顔で終わった例会でした!! (^◇^)
本会はどなたでもお気軽にご参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。
代表:木村 徳孝