Cafe樹林 9月度『運命を生かす』読書会を運営
連日の厳しい暑さがようやく落ち着いた9月24日(水) 15:00~16:00、龍谷大学 深草キャンパス内にあるCafe樹林において『運命を生かす』読書会を運営しました。10名での読書会でした。
9月24日の言葉は「人間を主体に考える」。まず初めに私が解説しました。企業経営や商売には製造・販売・人事などさまざまな事柄があるが、すべてに共通するのは「人にかかわる問題」ということ。松下幸之助さんは人間の尊さ・真の使命として「主人公という自覚をもち万物いっさいを活かすこと」と述べている。“『人間を主体に考える』とは、皆さんの立場であれば、Cafe樹林の仕事を通じて自分自身・一緒に働くスタッフ・お客様の生きがいを見出すことではないでしょうか”と補足しました。
次に、参加者の方々へ「仕事において“人に伝えるのは難しい”と感じたこと。あるいは自分の希望が相手にうまく伝わらなかったということはありますか?」と質問。
「自分は報告したつもりだったが、相手に伝わっていなかったことがある。声が小さすぎたのかも」「調理中、自分が何を言っても相手に伝わらないことがある。焦ると早口になる癖があるからかな」。私からは「時々会議をするが、議論が平行線のまま交渉がまとまらないことや、私の提案に対し反対意見が多かったことがある。具体的に提案する、相手にとってのメリットを示す、丸投げしない、といった姿勢が大事だと思う」と述べました。
続いて『よき経営・人間のあり方』にちなみ「皆さんが日々一緒に働くスタッフやかかわるお客様に喜んで生き生きと活動いただくために、どのような取り組みをしていきますか?」と質問。「疑問があればその都度周りの人に尋ねたい」「自ら笑顔で明るく人に声をかけていきたい」「スタッフ皆とコミュニケーションをとり、個々の力を伸ばしていきたい」などいずれも深く頷けるご意見ばかりでした。
まとめとして私から「同じ厳しい指導をしても人により反応はさまざまです。力を発揮できる人・あまり変わらない人・逆に力を落としてしまう人。だから個別の対話も大事だと思います。個人の仕事においても日々同じような失敗を繰り返すこともあるかもしれませんが、徐々に改善し、自分やかかわる人々の喜びのため前向きに頑張りましょう!」と締めくくりました。
その後チーフの方と打ち合わせをし、Cafe樹林の事業進捗等に伴い、私がお伺いしてのこの集いを休止する運びとなりました。2022年3月から月に一度お伺いし、スタッフの方々と読書会をさせていただき、私自身多くの学び・気づきをいただきました。最近では、お互いに冗談なども言い笑い合えるほどの信頼関係もできました。今後も変わらず、単発行事でご一緒できるときには協力し合っていきたいと思います。
(PHP友の会事務局 平山健太郎)