日本ライトハウス展2025を訪問しました!
11月21日(金) 13:00~15:00、大阪市の天満橋OMMビル 展示ホールで開催されていた「日本ライトハウス展 ~全国ロービジョンフェア2025」を訪れました。主催者である日本ライトハウス(情報文化センター)は、PHP思いやり運動 愛の募金を通じ、長年にわたりPHP研究所・PHP友の会と交流を続けている施設です。今後の新たな交流機会を見出したいと考え訪問しました。全国PHP友の会 関西エリア本部長の馬戸さんも快く同行くださいました。

この日本ライトハウス展を一言で言い表すなら「目の見えない・見えにくい方にとっての福祉情報の展覧会」といった感じでした。1998年に開催された「情報機器展98」(第1回エンジョイ!グッズ展)が起源であり、最近では年に1度この時期に2日間の日程で開催されています。今回は日本ライトハウスとつながりのある約45もの企業・施設・学校が出展し、目の見えない・見えにくい方の日常生活を助ける最新の製品やサービスを紹介していました。そしてステージイベントも複数実施されていて、どんな立場の方にとっても学びがあり楽しめる内容。平日昼時にもかかわらず、白杖を持った方・盲導犬と一緒の方・晴眼者の方などたくさんの方が来場されていました。

私も出展を回りました。まず真っ先に伺ったパナソニックのブースでは、“アタッチメントプラグ”ではなく“アタッチメントチップ”という凹凸シールを手で触れました。最近の家電製品にはボタンに凹凸がないものも増えていて、目の見えない方に限らず子育て中の方やご高齢の方もご不便を感じておられるようです。私も自宅で家電のボタン操作がふとわからなくなることがあり、こうした無償サービスがあることは非常にありがたいと感じます。
次に、コンピュータサイエンス研究所のブースでは視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」を体験できました。Eye Naviをスマートフォンにインストール・起動することで、見えない・見えにくい方が単独で外出・歩行する際、信号の色や車止めといった障害物を音声で知らせてくれ、目的地まで道案内してくれるという優れモノです。実は私自身最近、音響信号機の音が出ない時間帯に赤信号を渡りそうになりヒヤッとしたことがあり“このアプリをすぐに使わなければ!”と強く感じました。
このほかにもたくさんの企業がさまざまな福祉機器・便利グッズを展示されていて、それらを実際に体感。各企業の社員の方も明るく親切にご説明くださり、馬戸さんも熱心に対話されていました。


また、別のホールではステージイベントが随時実施されていました。私は「スマートスピーカーで楽しむ読書~サピエ利用の新スタイル~」を拝聴しました。スマートスピーカーとは、AmazonのEchoのように、AIアシスタント機能・Alexa(アレクサ)に呼びかけるだけで家電が操作できるデバイスのことです。そして「サピエ」は「目の見えない・見えにくい人が点訳・音訳図書をいつでも利用できるいわゆるインターネット上の図書館」です。この二つが最近連携できるようになり、アレクサに話しかけるだけで音訳書籍を自由に再生・停止できるという非常に画期的なサービスでした。“最近文字が読みにくくなった。でも点字は使えないし、パソコンもスマホも苦手”という方でも読書を楽しめそうです。実演をたくさん交えての素晴らしい発表でした。
ステージイベントはこのほかにも「スペシャル落語」「手で見る旅」などバラエティーに富んでいました。
日本ライトハウス情報文化センター 館長の久保田さん、前館長の竹下さんともお会いしお話しすることができました。ご同行頂いた馬戸さんも新たな気づきや交流が得られたようで、お帰りの際、大変お喜びいただいたご様子でした。来年の日本ライトハウス展開催の際にも訪問したいと考えておりますので、ご関心のある会員の方はぜひ一緒に行きませんか?今回伺ったことをきっかけに新たな交流機会も検討していきたいです。
(PHP友の会事務局 平山健太郎)
ステージイベントはこのほかにも「スペシャル落語」「手で見る旅」などバラエティーに富んでいました。
日本ライトハウス情報文化センター 館長の久保田さん、前館長の竹下さんともお会いしお話しすることができました。ご同行頂いた馬戸さんも新たな気づきや交流が得られたようで、お帰りの際、大変お喜びいただいたご様子でした。来年の日本ライトハウス展開催の際にも訪問したいと考えておりますので、ご関心のある会員の方はぜひ一緒に行きませんか?今回伺ったことをきっかけに新たな交流機会も検討していきたいです。
(PHP友の会事務局 平山健太郎)


