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ご報告が遅くなりましたが、去る11月4日(月・振替休日)、爽やかな秋晴れの中、第3回の明日香歴史ウォークを開催しました。

この歴史ウォークは、奈良まほろばPHP友の会の恒例の野外学習として毎年秋に企画しており、今回が3回目になります。

明日香村の歴史をたどり古代のロマンを感じられるウォーキングイベントとして毎回多くの方に参加していただいています。第1回が亀石、橘寺、石舞台古墳を巡るコース、第2回は飛鳥寺、蘇我入鹿首塚、万葉文化館、亀形石造物、酒船石を巡るコースでした。

第3回となる今回は、奈良、大阪はもとより、三重、福井からの参加もあり、15名でウォーキングを楽しみました。近鉄吉野線の壺阪山駅をスタートし、キトラ古墳・四神(しじん)の館、檜隈寺(ひのくまでら)跡、於美阿志(おみあし)神社、文武天皇陵、高松塚古墳を巡りました。

キトラ古墳は、1983年に石室内の調査により玄武の壁画が発見され、その後の調査で青龍、白虎、朱雀の壁画も見つかりました。これらの図像は、いわゆる四神の図像と呼ばれますが、四神の図像がすべて見つかった古墳は日本ではキトラ古墳のみということです。この他に、十二支や天文図の壁画も発見され、これらの壁画は古墳から慎重にはぎ取られて、現在、四神の館に保存管理されています。2019年には、これらの壁画が国宝に指定されました。

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四神の館では、キトラ古墳の発掘の様子や壁画はぎ取りの様子などが、展示やビデオシアターで見学することができます。ビデオ上映の中では、松下幸之助さんのエピソードも登場しました。明日香村の歴史資産を保存する法律「明日香法」の制定を強く求める地元の声を、松下幸之助氏が仲介して当時の佐藤栄作首相に届けたという話が紹介されていました。

続いて、十三重の石塔のみが残る檜隈寺跡と、その隣に静かにたたずむ於美阿志神社、さらに文武天皇陵に立ち寄って、もう一つのハイライトである高松塚古墳に到着しました。高松塚古墳は、教科書にも登場する極彩色の壁画「女子群像」で有名です。「飛鳥美人」というニックネームで良く知られており、これらを含む壁画が国宝に指定されています。

現在は、古墳自体は解体されて別の場所で修理中のため現物の壁画を見ることはできませんが、古墳に隣接する高松塚壁画館において、壁画の図像のレプリカを見ることができます。参加者一同、レプリカであっても素晴らしい図像を目の当たりにして、古代にタイムスリップするひとときを過ごしました。

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コースの終点は近鉄吉野線の飛鳥駅です。

皆さん、心地よい疲れを感じながら、歴史ロマンに触れた感動を共有しつつ、秋うららの明日香路を後にしました。

また来年も明日香歴史ウォークを企画しますので、皆さま、是非明日香の歴史に触れる旅にご参加ください!

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(文責:示野)

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