PHP幸之助女子会in 京都『8月zoomオープン例会』を開催しました

2025年8月24日(日)13:30~15:30、PHP幸之助女子会in京都は、「子供たちの未来へ!!~取り組もうSDGs~」をテーマに『8月zoomオープン例会』を開催しました。
今回は、関西圏に加え東京都、岐阜県、三重県、広島県からもご参加頂き、また聴講者1名を加えて、15名が集いました。
そして、今回メインのミニスピーチとして、関西PHPオンライン友の会の沢田勉さんをお迎えいたしました。
まず、濵田尚子さんによる司会進行で、佐藤敏行さん先導で信条唱和、5つの誓いで始まりました。
次に、当会会長の市野知里さんよりご挨拶がありました。
続いて本題に入り、「子ども食堂の現状とユースセンターでの取り組み」と題して、
子ども食堂を主宰されている沢田勉さんのご講演が始まりました。

子ども食堂の現状、役割、歩み、活動内容そして、これから展開されるユースセンターについてお話を頂きました。
「子どもを取り巻く最近の傾向として、共働き家庭、シングル家庭、核家族化により、子どもが1人で過ごす時間が長くなっている。」
その上で、「食生活が貧困になり、困った時に頼れる安心できる大人の存在がいないこと」、「子ども食堂は、「食」を通じて子ども達の安心、栄養、つながりを支えると同時に地域の孤立、支援の届きにくさ、世代間の断絶を解消する役割がある。」
と解説頂きました。
子ども達の未来を案じて、安心できる居場所作りのために、「誰も孤立させない居場所を作りたい」との想いでこども食堂を立ち上げられた沢田さんの熱意ある志に感銘を受けました。
食の支援を通じて、子どもを中心にした居場所作りと安心できる地域に向けて、住民同士の繋がりを大事にされて、誰もが安心して過ごせる場所作りを目指されていることがお話を通じて、伝わって参りました。2017年にシカ食堂を設立されて、現在まで継続して運営されてこられたご苦労も同時に思いはかりました。
また、子ども食堂にとどまらずに、ユースセンターの設立を準備されていて、子どもから若者までの支援を積極的にされていて、心が打たれました。
講演後の質疑応答では、活動の中での苦労されたことは?との質問に対して、子ども食堂への参加者がいない場合のことを考えると不安になり、ボランティアのモチベーションが下がるので、常に集客に気を配ってられることもお話し頂きました。

続いて、参加者同士で、講演の感想と「私の考えるSDGs」について、グループディスカッションを行いました。
参加者からの感想として、
「子ども食堂の名前は、聞いたことがあったが、中身が分からなかった。今回お話を聴いてとても参考になった。貴重なお話が聴けた。」
「子ども食堂があるのは、居場所がない子ども達が増えているからだと思う。多世代の人達と交流できるので、活動がどんどん広がっていって欲しい。」
「安心できる居場所を提供していることを多くの人達に伝わっていければ、いいと思う。」
「今日をきっかけに私も何か子ども達のためにボランティアしたい。」
「お話を聴いて自分も何か始めるために動いてみようときっかけになった」
「子ども食堂への支援先として、公の機関以外にも企業の力を借りたり、色んな方向で運営の方法も考えられると思った。」
などのご感想を頂きました。
また次の話題の「私の考えるSDGs」の意見として、
「フードロスとして、無駄な買い物をしないように適量を購入したい」
「地域に関わることを大事にしたい。具体的には、地域のお祭りのボランティアに関わりたい。」
「日本人の子どもの貧困が7%を占めている。将来の子どものために何か出来ればと思う。」
「職場での男女格差として、同じ仕事をしていてもお給料に差があるのが問題だ。」
「物価高騰を受けて、光熱費が高くなっている。毎月の電気代金を記録していきたい。」
「古着を集めて、廃校になった小学校のフリーマーケットに出して、収益金を募金している。」
などのお声を寄せていただきました。
グループディスカッションを通じて、活発な様々なご意見を伺い、交流を楽しんで頂けた事、私達も嬉しいです。
次に箸休めとして、濵田尚子さんによる「松下幸之助さんクイズ」を行いました。
誰もが知っていることから、知らなかったことまで親近感を持って幸之助さんのこと知りました。
そして、当会顧問の市野俊哉さんによる総評で本会を振り返りながら今日の日をまとめて頂きました。
子ども達の明るい未来に向けて、真剣に考え一歩を踏み出すいい機会となりました。講師の沢田勉さん、貴重なお話を誠にありがとうございました。
参加者のみなさま、ありがとうございました。
文責:PHP幸之助女子会in京都