PHP幸之助女子会in京都・PHPおおひらき松翁会共催『家族で楽しく学んでみよう! 「アンパンマン」やなせたかしさんと「道をひらく」の松下幸之助さん』を開催しました

2025年11月30日(日)13:30~16:00、大開福祉センターにて、PHP幸之助女子会in京都、PHPおおひらき松翁会が共催で、『家族で楽しく学んでみよう! 「アンパンマン」やなせたかしさんと「道をひらく」の松下幸之助さん』を開催しました。
大阪市を中心に近畿圏内京都、奈良、滋賀や静岡からもお越し頂いて、全員で18名の参加となりました。
まず、濵田さんの開会ご挨拶と共に司会進行でスタートしました。
第一部として、「やなせたかしさんってどんな人?」をテーマに、市野知里会長より解説がありました。「アンパンマン」の作者であり、困った人を助けるヒーローを描かれたことや、やなせさんの言葉として、「本当の勇気は、弱い心に打ち勝つこと」とやなせさんのお人柄が浮かぶ優しさ、思いやりあふれた人物像をご紹介されました。
特に印象だったのは、「人を憎まず、罪を憎む」のように、アンパンマンは、バイキンマンの悪を正すが普段は、共存共栄の姿を描かれていること。
戦後の物がない時代にやなせさんが育ったことにより、アンパンマンの自分の身を削ってまで、人に施しをして、豊かになってもらいたい想いがあり、ここにアンパンマン誕生の原点があったことは、印象的なお話でした。
続いて、「あなたにとってのヒーローは?」をテーマに参加者同士で、話し合って頂きました。
話し合いの後、お一人お一人発表してもらいました。
こどもの頃のヒーローであった、月光仮面、ウルトラマン、仮面ライダーに始まり、最近では、女性初めての首相である高市早苗さんが紹介されました。身近な所では、ご両親、家族全員、ご夫婦であればパートナーがあげられていて、苦楽を共にされてきて、助け助けられの強い絆を感じることができました。
また、歌手のAIさんの歌「みんながみんな英雄」をご紹介されながら、1人1人が誰かのヒーローだとのご意見もありました。
そして、第一部の締めくくりに、手話歌「てのひらを太陽に」を市野会長の手ほどきに従って、参加者に指導をされました。
参加者は、市野会長、スタッフの振り付けをみながら、見よう見まねで一生懸命に振り付けを覚えて頂き、最後には、音楽に合わせてそれぞれが自分の物として振り付けを覚えて頂きました。
休憩時間の合間に、リラックス体操として、檜垣さんによるリラックス体操を行いました。
志村けんさんのギャグを体操に織り交ぜながら、笑いを交えてリフレッシュできる体操を行いました。
第二部は、松本さんの司会のもと、「松下幸之助さんってどんな人?」をテーマに、市野会長による解説があり、次に幸之助さんの丁稚奉公時代のストーリーを中心にしたアニメを観た後、まとめを頂きました。
松下幸之助さんは、少年時代に貧乏な生活を送った為に、9歳の時に大阪へ丁稚奉公として、働かざるを得なかったこと。そして、何事にも研究熱心な努力家で有名な二股ソケットを開発されました。
少年時代から、商売の基本を教わり、独立して起業をするまでの中で、山ほど困難があり、くじけそうになるできごとがありましたが、それを成功するまで諦めずに継続し続けた意志の強さと努力を持ち合わせた相当な精神力の持ち主だったと伝わってきました。
その裏付けとなったのは、やなせさん同様に戦後の底辺の生活を強いられた為に、世の中をよくしたい、豊かにしたいとの強い気持ちの一心で、使命感で動かれていたように感じました。そして、お客さん目線で一般の人が使いやすいように、電器製品を改良して便利な生活を日本国内に広められました。その恩恵を受けて、今の私達の生活が送られていることに改めて有り難さをかみしめられました。

第二部の締めくくりとして、松下幸之助さんの著書『道をひらく』のハローキティ版より、代表作「道」を市野会長より朗読されて幸之助さんから参加者への生き方に向けてのエールを共有いたしました。
続いて、ワークショップとして、「しおりづくり」を参加者の皆さまに体験して頂きました。
やなせたかしさんと松下幸之助さんの名言をシール状にしたものを、台紙に貼り付けて、お好みでシールやイラストを描いてもらい、ドリームリボンをつけたら完成です。
思い思いに、思案しながら、工夫を凝らしてオリジナルの作品を作ってもらいました。
そして、プログラムも終盤にさしかかり、参加者から一言ずつ感想を伺いました。

・「逆転しない正義」をもう一度考えてみたいと思う。今日のプログラムの内容がよくできていると思った。こどもさんにいいお話を聞いてもらったと思う。
・やなせたかしさん、松下幸之助さんのお二人に共通するのは、「世のため、人のため」だと感じた。お話を聞いて、興味が膨らんだ。色んな方面の方々と交流できてよかった。
・入会したばかりでハローキティの「道」を見て、感動し勇気づけられた。
・こども達と交流が出来て、パワーをもらえた。
などの感想を寄せていただきました。
最後に市野俊哉顧問より、総評を交えながら閉会のご挨拶を頂きました。

そして、参加者の集合写真を記念撮影して、盛会のうちに幕を閉じました。
文責:PHP幸之助女子会in京都


